2010年4月29日木曜日

SDXC







いわゆるSDカードの最新規格SDXCは
ハイスピードのメモリアクセスが可能で
規格上の際大容量は2テラバイトある



これまでは携帯電話やデジカメのメモリとして
裏方で活躍してきたメディアだが
これからはDVDやBlue-Rayやハードディスクを
凌ぐパッケージメディア ストレージメディアに
化ける可能性がある



まさにムーアの法則といったところか



「情報考学」


























2010年4月28日水曜日

A BOUT DE SOUFFLE








いまだに好き















勝手にしやがれ











教祖マニュアル






みなさんは
人に尊敬されたい 人の上に立ちたい
人を率いたい 人を操りたい

そんなことを思ったことがありませんか?
でも 自分には才能がない 学がない 資産がない
そんなのは一部のエリートだけの特権だ 等と
理由を付けて夢を諦めていませんか?
確かに これらの夢を叶えることは非常に難しいことです
ですが 悲観する事はありません
何も持たざるあなたにも たった一つだけ
夢を叶える方法が残されています

そう  それは教祖です
新興宗教の教祖になれば
あなたの夢はすべて叶うのです


インテリは組織運営の核として
絶対に必要なものです
ですが 実際問題としては 組織の主たる層は一般人ですし
そして 一般人は哲学など毛ほどの興味もありません

既存宗教を焼き直して教義をつくり
幹部になるインテリをリクルートし
教えを簡略化して大衆に仰合し
教団組織を成長させていく
教えは反社会性をいれながら
同時に社会的弱者を救うものにする
現生利益をうたう 葬式をやる 信者には不安を与えて救済する
食物規制や断食も効果的である 科学的体験もいい
迫害されたらその事実を利用しよう

. . . これらが教祖になる為の教えである


教祖の基本要件は
「なにか言う人」と「それを信じる人」がいること

会社にせよ 地域コミュニティにせよ
成功している集団には少なからず宗教っぽさが
感じられるもの
特殊なリーダーシップ論としても捉えられる



「完全教祖マニュアル」架神恭介/辰巳一世

























2010年4月26日月曜日

箱船の航海日誌






ノアが箱船をつくり あらゆる動物を乗せて
漂流するという骨子は 旧約聖書の原作通りなのだが
動物たちが意思を持ち しゃべっている点がまず違う
救われるべき動物たちは
無垢な存在で箱船ではオートミールの食事を食べている
漂流中の不便に多少の不平はあっても
みんなで仲良く暮らしていけるはず、だった

一頭の「スカブ」という
禁断の肉食動物が紛れ込んでいたことから
物語は妙な方向へ展開していく
はじめは根暗で陰気な存在にすぎなかったスカブだが
しだいに箱船の動物社会に不穏な空気を広め始める
動物社会の分裂
そして 聖書の中では語られなかったノアの箱船の真相は


最初は良き意図を持って秩序正しく暮らしていた社会が
小さなきっかけから 次第に悪徳に見せられるものが増えて
落ちていく

もともとスカブは 根っからの悪魔的存在ではなく
ある偶然で 肉食という本能に目覚めることになった弱者である
生来の悪人ではなかったのだが
結果的には悪の扇動者になってしまう
悪の起源とは何か なぜ人は悪徳に魅かれることがあるのか
なぜ社会は分裂していくのか


イギリスでは児童文学の古典として知られているが
日本ではほとんど知られていない
























2010年4月25日日曜日

鳥居をくぐれば 別世界




一般人にとって神社の舞台裏は謎である
全国に神社は8万社以上あり
神職として働く人は約2万人といわれる

神社と言えども
ある種の店を構えているわけであるから
神社の1年間は結構忙しい
一に掃除 二に掃除で 神社を清潔に
保たねばならない
関係者 協力者への気遣いのこまやかさも
求められる

神社では どんなに小さな行事でも
必ず心待ちにしている人がいるし
どんな小さな木を一本植えても
その生長を楽しみに見に来ている人が
いるのだという
だから境内の植物の世話と掃き掃除は
絶対にかかさないし
一度やり始めた行事は途中でやめたりしない
























2010年4月24日土曜日

S P





























日本人の苗字








日本人の苗字は30万姓
姓の数は 同じアジアの中国では350
韓国では250と少なく
ヨーロッパは全土合わせて5万程度で
日本は世界一 姓のバリエーションが多い国らしい


姓の多いランキングは

1位 佐藤
2位 鈴木
3位 高橋
4位 田中
5位 渡辺
6位 伊藤
7位 山本
8位 中村
9位 小林
10位 加藤


最も多いのは地名型で
居住地や先祖の出身地を苗字にしたもので
全体の8割を占める
次に多いのが職業・屋号型


よく知られるように
苗字を持つ事は長い間庶民には許されておらず
特権階級のものだった
江戸時代末期の人口は3000万人
苗字持ちは4%程度の120万人で 約1万姓だった
明治初期の苗字義務化により 29万の姓が増えて
いっきに30万になったという
大半の苗字の歴史はまだ100年ちょっとの
比較的新しいものである




























2010年4月23日金曜日

日本人だけが知らない”日本人”






たとえば入国手続きの書類の「sex」の欄に
数字を書く人がいたり. . .

日本の地下鉄は痴漢だらけだが
中国人や韓国人女性が一人で乗るときは
バッグに国旗をつけると痴漢にあわない
なぜなら 日本人男性は外国人に痴漢をしないからである
などという日本留学時の注意があって
実際 そうした自衛手段をとる女性も存在する

日本企業は中国でつくった一番いい製品を欧米に輸出する
二番目にいい製品を日本へ逆輸入する
そして最悪の品を中国本土で売る
という日本企業の悪評が中国で流れている
もちろん噂ではあるが


噂というのは
人々が抱く無知や不安や恐怖のバロメーターだといえる
大勢の人の胸の中に共通した感情があればある程
その噂は広範囲に広まっていく
逆にいうと 噂がどれだけ広く語られたかということが
人がどれだけ共通する感情をいだいているかということを
示している



「日本人だけが知らない 日本人のうわさ」石井光太





















2010年4月22日木曜日

iPad 以外のタブレッド 5選



インドの新興企業 Nortion Ink社 の Adam




Google社 もちろんOSはAndroid




シアトルの新興企業 Innovative Converged Devices社 これもAndroid




HP社 「Slate」OSはWin




Dell社の「Dell Mini 5」こちらは小型でPSP程 スクリーン5インチ
































ライフログ





ライフログとは 人間の個人的な活動のあらゆる面を記録し
保存し 検索できるようにするテクノロジーの事
ライフログはトータルリコール(完全な記録)を実現する
人生のすべての情報をクリックで呼び出す事ができるし
保存したデータ分析によって
傾向を把握できるだけでなく リスクやチャンスの予兆を
とらえることができる
生活も人生も大きく変わる

むろん テクノロジーの負の側面も懸念される

みんなが目指すのは「リトルブラザー」の世界
ビッグブラザーが独裁主義的な監視社会を
統治しているのであれば
リトルブラザーは「民主主義的」監視社会を統治している
至るところで監視される社会ではあるが
コルク装置を監視しているのは
独裁的な中央権力ではなく 幾多の人や民間の企業だ

脈拍 声の高さや大きさ 脳はといったデータが充実してくれば
ライフログ用ソフトがその人にとって
面白い瞬間を上手に見つけてくれるようになるだろう
映像と同時に脳からのアルファ波を記録する仕掛けがついた
野球帽をつかって 東京大学の研究チームがすでに
すでにこの実証を開始している
アルファ波を参考にすれば 記録された映像のどの部分に
興味を持ったかをかなり高確率に推測できる



「ライフログのすすめ」ゴードン・ベル&ジム・ゲメル




















2010年4月21日水曜日

脳と美









脳にとって芸術とは何か
芸術は現実の写しではない
芸術とは脳が喜ぶ効果を生み出す為に
意図的に誇張したり 歪ませる行為である


芸術の多様性の90%は文化によるものだが
10%は普遍的活動によって 芸術として成立している
世界中の人が見て美しいと思う芸術が存在する可能性はある

美や愛をニューロンの活動結果に
要素還元してしまうことはできる
実際に脳がそのように機能している

美という問題の解は
脳にある30の視覚中枢と情動をつかさどる
辺緑系とのつながり(および内部のロジックと
それを動かしている進化的根拠)を
さらに徹底して解明する事によって得られる

























2010年4月20日火曜日

新しい進化論




強いものは最後まで生き残れない

他人と共生 協力できる者こそ生き残る



近代ゲーム理論の大きな成果であるナッシュ均衡と
ジョン メイナード スミスらの進化的安定戦略
従来理論によれば 人間の利他的な協力行動は
いくつかの場面で生存に少し有効に働くもの
というレベルで理解されてきた
大部分は利他的に自己の取り分の最大化を図る
個体のゲームとして説明されてきた

しかし人類文明は
大々的な協力行動の成果であるように思われる
現代のゲーム理論には何らかの欠陥があるのではないか

ゲーム理論の最大の落とし穴は
何よりもその目的がプレイヤーの最大の利益を
求めることに尽きる
人間が社会をつくったそもそもの動機は
「存続の為の協力」だったが
そんなことはすっかり忘れてしまったようだ


人間社会は環境の不確定性に備える為の「協力」から始まった
それが民主主義のスタートラインのはずだった
ところが その民主主義との両輪であるはずの
自由主義が高度に発達するにつれて様相が変わってきた
「個人の利益を最大限に追求する」ために
経済活動においてはゲーム理論の「ナッシュ解」が
成立してしまっているのである

社会規範こそ人間にとってのゲームのルールであり
もはやむき出しの強さ=現実の強さではない
弱肉強食のような戦国時代だって
天皇を担いだり 忠義を大切にしたり敵に塩を送ったりと
不合理なことをやってきたのが人間の歴史だった




「強い者は生き残れない 環境から考える新しい進化論」吉村仁



























2010年4月19日月曜日

暗闇坂むささび変化

























iPhone ☞ iPad に簡単グレードアップ





つい先日 5月末に発売延期になったiPadですが

今日はiPhoneを手軽にiPadにグレード上げる方法を

紹介します













ずばり 簡単です

   ☟








そう 目の前に虫眼鏡をつけるだけです

簡単です

誰でもできます

指も大きくなりますが. . .








ちなみに いつもながら手強い中国では

この有様です


このシンプルな発想は

背筋に寒気さえ感じさせます





























月桃夜





想いは人知れず

この世の終わりまで滾り立つ

死んでもいいと海を漂うミリカに

虚空を彷徨う大鷲が語りかける

熱く狂おしい兄の想いを

お前はなかったことにできるのか?

かつて二百年前の奄美にも

許されぬ愛を望んだ兄妹がいた. . .

苛酷な階級社会で奴隷に生まれた少年は

やがて愛することを知り

運命に抗うことを決意する
























2010年4月17日土曜日

2010年4月16日金曜日

REMIX






新しい文化と商業


RW文化 リードライト文化 多数の人たちがプロ・アマともに
              文化創造に参加する

RO文化 リードオンリー文化 多数の人たちはただプロの
               コンテンツを消費するだけ



RW文化に象徴的なのは既存のプロの楽曲をアレンジする
リミックス音楽だ リミックスは新たな作品と価値を
つくりだす再創造行為だが 現行の著作権の枠組みでは
違法になってしまう
YouTubeやFlickrなどWeb上のユーザー参加型コンテンツも
無断で権利作品を使用したものが多くあって
著作権的にはアウトと判断されてしまう

何十年も前の文化や商業の実態に合わせて作られた著作権法だが
現代の実態に合わなくなっており このままでは
大多数の若者たちを犯罪扱いすることになるし
再創造の文化発展を阻害することになってしまうとして
著作権法の新しいあり方 考え方を提唱する
特にアマチュアの創造に対する規制を緩める必要がある

お金を核として価値を作る商業経済と
お金を無視して価値を作る共有経済のREMIX=ハイブリッド経済こそ
未来の可能性である
ハイブリッド経済は
クレイグリストやYouTubeやFlickrのようなコミュニティ空間
WikiaやSlashdotのように協力してメディアを作り上げる協働空間
あるいはコミュニティそのもののような形をとる
コミュニティによる文化創造とその基盤を維持可能にする経済活動が
幸福な形で両立するのが未来だという

「ハイブリッドをつくるあらゆる企業は
ずばり同じ問題に直面する
自分の仕事や期待する利益を
コミュニティを怖がらせない形でどうやって述べるか
『相互ただ乗り』がポイントになるだろう
少なくとも双方にとっての価値が
もっと明確にできるものであれば」

たとえばYouTubeやFlickrで
コミュニティの運営企業が丸儲けで
参加者がまるで小作人の様な意識になると
このモデルはうまくいかなくなる
参加者に公平だと思われることが
ハイブリッドのバランスをとるカギになる


「REMIX ハイブリッド経済で栄える文化と商業のあり方」ローレンス・レッシグ著

























2010年4月14日水曜日

殉教




日本における殉教のあり方は
世界のどこにもない特殊なものである
ローマ時代 キリスト教徒が迫害された時代は別として
わずか二十数年という短期間に
確実に四千人を超える大量の殉教者が出たことは稀である
特に日本における殉教は
いかなる勧誘にも拷問にも屈せず行なわれた点で
特筆すべきものだと考えられる


江戸時代のキリシタンになった武士たちにとって
清く死ぬ殉教の精神は
武士一般のメンタリティの延長戦上にあったのではないか
武士道と信仰は なにかの為に死ぬことに
価値を見いだす点で似ている

受け入れ素地としての武士的エートスの存在と
キリスト教教義の魅力
生命を賭けて伝道する打算のない宣教師たちの姿が
当時の日本人を深い信仰に導き
自発的な殉教を選ばせるまでに深化させた

























クロサワアキラ キタノタケシ


































2010年4月11日日曜日

テルマエ・ロマエ






テーマは「風呂」

古代ローマ帝国 華やかなりしころ
市民の憩いの場として人気の公衆浴場の底が
現代日本の銭湯や温泉 家庭の風呂桶の底と
時空を超えて繋がってしまう

主人公のルシウスは講習浴場を設計する技師で
なぜか風呂に入るたびに現代にワープしてしまう
体質を持つ
日本の銭湯体験に感動して
ローマ風呂の壁にヴェスビオス火山を描いたり
風呂上がりのフルーツ牛乳をつくってみたりして
ローマの人々を喜ばせる

日本の風呂文化は本当に素晴らしいと
再認識させられる

























2010年4月10日土曜日

4月10日







じかんがなかったため

ようつべのみです


とうきょうじへん

まるのうちさでぃすてっく




























2010年4月9日金曜日

努力しない生き方








努力と書いて「努めて力まない」ととく


努力する 求める つくる といった
足し算へと向かう様々な発想や行為
それらがどれだけ無理で不自然なものを
孕んでいるか
それゆえ破綻しやすく かつ人生に対して
いかに破滅的なものになりうるか

どんな分野でも達人の極意はいあかに力を入れないかにある

何にしろ そこにあったものはいつも
「努力」ではなく「工夫」である
「工夫」があれば何事も楽しくできる
「努力」をしようとすれば必ず余計な力が入る
練習して上達を続けるには力が入っていてはいけない

「勝つ」ことを求めず「負けない」気持ちでやる
「勝つ」は人がつくりだす欲望だが
「負けない」は野生の動物が持っているような本能に近い

自然に潜在能力を引き出す為の方法論として
努力しない がある 
目標は前にではなくて 両脇に置く様な感じ
目指したら負け


























2010年4月8日木曜日

集中力は捨てる技術




集中力がスキルである以上
テクニカルスキルと同様に
目的意識の強さ 教育 訓練 努力 工夫 習慣などによって
いくらでも何歳になってものばすことができる


集中力とは捨てる技術だという
自分が好きなこと やりたいこと やるべきことに集中し
それ以外をいかに捨てるかが重要だという

日本航空元機長によると
パイロットが一般の職業に比べて
集中力の発揮の仕方がうまい 凄いと言われるのは
数百名の尊い命を預かっている という使命感があるが
常に時間というものを意識して仕事をしていることも
大きな要因のひとつだという
フライトにかかわるすべての業務を
出発の時間 あるいは到着の時間から逆算して
それぞれの仕事 手順 操作 打ち合わせなどに
時間の制限をつけて実施している

アスリートの様な一瞬の集中力と同時に
長時間にわたる持続的な集中力も常に意識している
小さなことを見逃さない注意と
本質と重要度を見極める注意を同時に持つことも
重要視している
虫の目 鳥の目 魚の目 心眼 の4つの目を
バランス良く使うことが大事

























2010年4月7日水曜日

子供の「脳」=肌






成人の対人関係についてのアンケート調査で
大きく以下の様な3分類に分けられた研究がある



安定型 (56%) 他人と親しくなるのが容易く人間関係が好き   
アンビバレント型 (24%) 他人は自分が望むほど親しくしてくれないと思う
回避型 (20%) 他人と親しくなるのが嫌い


この3タイプはそのまま母子関係の母親3タイプの割合に
対応している 母子関係が成人してからの
対人関係につよく影響するのである


安定型 (60%) 子供の要求にすぐに反応するタイプ
アンビバレント型 (19%) なかなか反応しないタイプ
拒否型 (21%) 拒否的に反応するタイプ


そして 対人関係は恋愛パターンも支配しており
その人物が安定した人間関係を築いて
幸せに暮らせるかとどうかと深い相関関係がある
母子関係がいかに子供の人生にとって大切なものか


関係の中でも最も大事なのがスキンシップである
母親とのスキンシッップが多かった子供は安定型になり
アンビバレント型になりにくかった
そして自分に自身を持ち 他人を信頼する傾向があった
父親とのスキンシップは少し異なり
回避型になるのを防ぐ傾向があるらしい

なでなで くすぐり 添い寝 抱きしめる
スキンシップが子供の思いやりを育てる






















2010年4月5日月曜日

数学は何故 最善世界の夢を見るのか?






自然の中に何らかの変化を引き起こすのに
必要な作用の量は可能な限り小さい


自然現象には無駄がない
最も単純な道を通って効果を生む
たとえば光は屈折させても点ABCの間の
最短距離を進んでいくように見える
光は無駄な経路を避けて作用量を最小に
節約しようと心がけている
世界は合理的に作られている

われわれが生きているこの世界は
ありえたかもしれない世界の中で
最も好ましい世界 最善世界である



後に
最小作用の原理は数学的にも物理学的にも
誤っていることが発見される
実現可能な一経路は
最小でもなく最大でもなく
アップダウンのある山登りの途中の峠の様な
停車ポイントに落ち着くと考えられる


特定の理論を絶対視せず
科学が進歩してそれが使えなくなったら
新しい理論に乗りかえるように
よりよいモラルが見つかるまでの間
いわば「当面のモラル」でやっていくのだ
言い換えると 科学だけではなくモラルにおいても
わたしたちはすべてを包含する決定的な真理には
達していない


























2010年4月4日日曜日

教育の職業的意義



大学と企業がうまく繋がっていないのは明らかで
日本的雇用の終わりと不況によって
教育の職業的意義を再考する必要がでてきた
「柔軟な専門性」が必要となる


柔軟な専門性とは
『弾性と開放性をもつ「暫定的な」職業的専門性を
 「とりあえず」身につけること
 そこをいわば基地として 隣接領域やより広範な領野への
 拡張を探索していくこと』


もちろん高等教育が職業教育に終始して
就職予備校化するのは本末転倒である
金融の知識を与えると同時にマネーゲームが
もたらす世界的な危機や不安定化をも伝え
いかにしてその危機を抑制しうるかについて考える
未来にわたる人類の持続可能性に関して考える
というあり方でなければならない


























2010年4月3日土曜日

4月2日





 

昨日は清志郎の

誕生日


いまだに悲しい

























2010年4月2日金曜日

日本人の知らない「日本語」




「日本語教師」という仕事は大変です
大変だけど面白い仕事です
こちらが日本語や日本の文化を
教えているはずなのに
相手から学ぶことも多い様な気がします
学生からの質問で「日本語の謎」に
気づかされることもあります

たとえば外国人は
「スッパ抜く」のスッパとは何ですか?
などという質問をしてくる
これが調べてみれば
ちゃんと由来と意味があるのである
日本人は青信号をなぜ緑というのか?
なぜ日本の子供は太陽を赤く描くのか?
(外国では黄色や白が多い)

たとえば日本ではピンク映画だが
英語圏ではブルーフィルム 黄色電影
スペインでは緑がエッチな色だという
言葉の問題は文化の問題
世界各国から生徒が集まる日本語教室は
文化の多様性を学ぶ教室になる

濁音や半濁音はどうしてできたかなんて
日本人の9割は知らないだろう

























2010年4月1日木曜日

日本は なぜ貧しい人が多いのか






少年犯罪は増加している
若者は刹那的で貯蓄もしなくなってきている
若者の失業は自分探し思考の強い若者の問題である
日教組の強い所は学力が低い
グローバリゼーションが格差を生んでいる
日本は平等な国である
人口が減少したら日本は貧しくなる
昔の人は高齢の親の面倒をきちんと見ていた
中国は日本にすぐ追いつく
円は安すぎる
経常収支黒字を溜め込めば損をする
国際競争力は豊かな日本の為に必須のことである
07年まで企業は経営効率化に成功したから利潤を上げていた
90年代の停滞は構造改革しなかったからである
銀行に資本注入すれば軽罪は回復する
第2次世界大戦がなければ大恐慌は終わらなかった
国債の減額は何よりも大事である
日本のエネルギー効率はダントツで高い




巷で流布しているのは誤った認識である
たとえば格差問題の本質は高齢化である
「もともと高齢者は他の年齢層に比べて格差が大きい
高齢化で所得のばらつきが大きい人々が増えれば
社会全体の格差も広がる」という事実があって
高齢化の影響を抜くと格差はあまり広がっていない
給食費を払えない家庭は実際には多くない


経済環境が好転すれば若年失業率も回復するのであって
若者の資質うんぬんの問題ではないとする教育観である

「ある程度の知識とそれに基づく知を備えた人間が
社会全体の生産性を高めるなら
そうした人間は必要である
また 勉強や学校がこのような意味での
”有能な人間”を造ることができるのなら勉強や学校は必要だ
しかし “有能な人間”が社会全体の富を拡大するのではなく
自分の取り分を増やしているだけなら
教育は社会にとってはプラスとはいえない」

世界の一流大学を出て
ロジカルシンキングとプレゼンテーションと教養があっても
それを社会の為に使わない人を育ててはだめなのだ
就職率が低下すると即戦力型の人材を育成しようという
話になりがちだが 高等教育の就職予備校化は
長期的には社会にとって有害でさえあるかもしれない

そして日本経済をどう立て直すべきか
自動車や電子産業という”ストライカー”産業に対して
シュートしやすい絶妙なパスを出すことではないか

ストライカー産業をどう育てたらいいかは 実はわからない
わからないことに予算を使うべきではない
ストライカー産業のコストである投入産業
(運輸 通信 電力 金融 工業団地 工業用水などを提供する産業)
のう効率を高め そのコストを引き下げてはどうか

国内コストが下がることで国内企業にとって有利になるが
海外企業にとっては有利に働かないので
望ましい結果になるのではないかというわけである
投入コストが劇的に下がれば
ベンチャーにとっても これまで資本がなければ無理だと
諦めていた市場参入が増えるかもしれない





























AF