2010年10月28日木曜日

秋のFunk紀行 その一




DJという演奏者がメインストリームになり
雑多な音楽が世にあふれている昨今
ルーツを探ってみようとする企画です

迷ったら原点へ

と言うわけで
サンプリングのネタとして
数多登場する”Funk”に焦点を当てていこうと思います



時代は70’s前後
公民権運動の盛り上がりとともに
白人と同じ権利を得れるかもしれない
という思いが 現実になっていった頃です

出発点は
King of Funk , Godfather of Soul , James Brown
です
今もビシビシ伝わる熱いパフォーマンス
メッセージもサウンドもとてもラジカルです

68年のキング牧師暗殺により
幻想を打ち砕かれた黒人の一部は
黒人民族主義に傾倒していきます

執拗なまでに反復されるフレーズ
それを可能にしたバックバンドJB's
(実際には演奏を間違えると罰金があるという
JamesBrownの完璧主義によるものですがww)


とにかく熱い
時代の変わり目の熱さを感じます









ただFunkが加速度的に70'sに発展を遂げる
きっかけとなったのが
黒人の中心からではなく周縁に位置した
Sly Stoneによるものでした

サンフランシスコ出身のSlyは
黒人・白人,男性・女性混成のグループなどなど
これまで一般的に考えられていたスタイルを
ひっくり返しました
サンフランシスコの自由な空気を吸収して育ったからです

Slyの音はグループの編成同様
様々な要素が入り交じったもので
都会的な雰囲気があり
広く受け入れられました











    その二へ ♨






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