2010年2月24日水曜日

生命




生命とは何か?

それは「動的な平衡状態」であり
「かたちの相補性」を原動力にするものだという


われわれは肉体というものについて
外界と隔てられた個物としての
実体があるように感じている

しかし 分子レベルではその実感は
まったく担保されていない
生命体はたまたまそこに密度が高まっている
分子のゆるい「淀み」でしかない

しかも それは高速で入れ替わっている
この流れ自体が「生きている」ということであり
常に分子を外部から与えないと
出ていく分子と収支が合わなくなる


人間の細胞を構成する分子や原子は
年中 総入れ替えが行なわれている
1週間経つと分子レベルでは
そっくり別人だといわれる

しかし 原子レベルで入れ替わっても
個は同一の個のままである


生命は
 「現に存在する秩序が
 その秩序自身を維持していく能力と
 秩序ある現象を新たに生み出す能力を持つ」
という特徴がある






















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