オオカミに育てられた少女
アマラとカマラの話は
どうやら作り話のようだ
アマラとカマラについては
発見者らによって詳細な観察日記や
写真が大量に残されている
二人の少女らしき人物がいたことは
事実のようなのだが
オオカミに育てられた だとか
保護された後の生育状況などは
真っ赤な嘘らしい
専門家なら見破られる矛盾があるようだが
資料を真に受けた発達心理学者の大物が
アメリカに紹介した為
メディアが大きく取り上げ
世界中が本当の話だと信じ込んでしまった
根本的なところでは
人間は新しいもの 珍しいものが好きで
何にでも原因を見たがり
説明をほしがるといったことがある
またこれまで社会心理学の分野で
明らかにされてきた
確証バイアス 同調 ハロー効果
権威への服従 認知的不協和 被暗示性
先入観なども説明の重要な要素として
使えるだろう
記憶や思考の分野で研究されてきた
記憶の変容メカニズム 情報源の取り違え
確率の判断の誤りなども
大きくかかわっているだろう
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