2009年12月22日火曜日

アマラとカマラ




オオカミに育てられた少女
アマラとカマラの話は
どうやら作り話のようだ

アマラとカマラについては
発見者らによって詳細な観察日記や
写真が大量に残されている
二人の少女らしき人物がいたことは
事実のようなのだが
オオカミに育てられた だとか
保護された後の生育状況などは
真っ赤な嘘らしい

専門家なら見破られる矛盾があるようだが
資料を真に受けた発達心理学者の大物が
アメリカに紹介した為
メディアが大きく取り上げ
世界中が本当の話だと信じ込んでしまった


根本的なところでは
人間は新しいもの 珍しいものが好きで
何にでも原因を見たがり
説明をほしがるといったことがある
またこれまで社会心理学の分野で
明らかにされてきた
確証バイアス 同調 ハロー効果
権威への服従 認知的不協和 被暗示性
先入観なども説明の重要な要素として
使えるだろう
記憶や思考の分野で研究されてきた
記憶の変容メカニズム 情報源の取り違え
確率の判断の誤りなども
大きくかかわっているだろう























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