2009年10月21日水曜日

貧困






15%を超えるという現在の貧困率は
何を意味しているのだろう?
もちろん生きるか死ぬかの貧困に
あえいでいるものも少なくはないが
全体としてみれば 格差の拡大によって生じた
「相対的な貧困」がこの数字の大きな部分を占めているのだろう
格差は単に経済的な格差であることを意味しない
格差を助長する思想が
人と人を結びつけていた五十年代の
互助的な関係を分断したのである

戦後一貫して日本人が追求してきた経済成長の中で
その最終局面で迎えた
この相対的貧困の絶対的増加という現象が
いかにして生まれてきたのかを考えてみる必要があるだろう























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