資本主義と手を携えていたモードは
20世紀までは恋愛の物語をエネルギーとして
そのサイクルを回転させていたが
資本主義のいきすぎに伴って
「面倒くさい」性愛を代行するビジネスが出現し
服を売るための過大な恋愛幻想が
逆に本物の恋愛を遠ざけていき
結果
モードから恋愛の要素が薄まっていった
エロスが抜け落ちた
あるいは薄まったモードは
「論理的」になる一方
恋愛や性愛の要素をあまり伴わない
女性主体の「カワイイ」と「エロい」という
二極世界とも手を携えていく
どちらの世界も
女性がモードの力によって
現実を越えていくために
マニアックに追求されるが
求道的にその道を極めれば極めるほど
エロスは遠ざかっていくというスパイラルを生んでいる
”モードとエロスと資本 中野香織”
この流れで
yoji yamamoto は終焉し
激安ファストファッションが流行し
ファッションは大きな転換点にある
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