2010年6月7日月曜日

モード エロス 資本








資本主義と手を携えていたモードは
20世紀までは恋愛の物語をエネルギーとして
そのサイクルを回転させていたが
資本主義のいきすぎに伴って
「面倒くさい」性愛を代行するビジネスが出現し
服を売るための過大な恋愛幻想が
逆に本物の恋愛を遠ざけていき
結果
モードから恋愛の要素が薄まっていった


エロスが抜け落ちた
あるいは薄まったモードは
「論理的」になる一方
恋愛や性愛の要素をあまり伴わない
女性主体の「カワイイ」と「エロい」という
二極世界とも手を携えていく
どちらの世界も
女性がモードの力によって
現実を越えていくために
マニアックに追求されるが
求道的にその道を極めれば極めるほど
エロスは遠ざかっていくというスパイラルを生んでいる



”モードとエロスと資本 中野香織”



この流れで
yoji yamamoto は終焉し
激安ファストファッションが流行し
ファッションは大きな転換点にある































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