2010年5月19日水曜日

アキレスとカメ









紀元前五世紀ごろの
古代ギリシャの哲学者ゼノンが考えた話

アキレスは駆け足が速い
カメ(亀)は遅い

アキレスがカメを追いかける


が、追いつけない. . .

このパラドックスとは?





仮にアキレスのスピードが1 カメが1/2とする

スタート地点をゴールから見てアキレスを1 カメを1/2とする

アキレスがカメのスタート地点(1/2)まで来たとき カメは1/4まで進む

同様にアキレスが1/4の時 カメは1/8

アキレス1/8の時 カメ1/16 . . . .



論理的には けっして追いつくことはできない

追いつくことができないという事は

追い抜くことができない



この考え方はアキレスがカメに追いつくためには

カメがいた地点まで進まないといけないというところがポイント

その時点でカメは次の地点へ . . .


ゼノンは無限の数字を加算した和は無限であると解釈した

(が、総和が有限になる事もあり誤りである
 ただ、数学で無限を扱えるようになったのは
 近世以降になってからである)


























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