銭湯を経営する関口かなえは
何の兆しもなく失踪した夫のことを
できるだけ考えないようにしながら
日々の仕事に追われていた
人手不足の銭湯に組合の紹介でやってきた寡黙な男
堀さんが
店に住み込みで働き始める
おかげで一息つけるようになったかなえは
抑えていた自分の感情と正面から向き合うようになる
なぜ夫は出ていったのか?
他に好きな人がいたのか
何かやりたいことがあったのか
自分を嫌いになったのか
銭湯の仕事がきらいだったのか
考えてもよくわからない
彼のことを全くわかってなかったのかと思うのがつらい
そんな葛藤中のかなえのもとに探偵を使って
調べてみないかという誘いがやって来る
そして失踪の真相が少しずつ分かってくるのだが
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