2010年1月30日土曜日

創造の知





社会の現実は自然界のそれと違って
現在の判断が未来の現実を作っていく
だから過去を見るだけでは
将来の確実な見通しを作ることはできない
ビジネスは常に状況に依存する


「そうそう そういう商品が欲しかったんだ」
という需要創造型の商品 サービスは
市場調査の結果からでは
作り出すことはできない
それまでになかった新しい価値の創造は
アブダクションからこそ生まれてくる

ビジネスインサイトを得るには
消費者を観察しその生活を追体験し
その課題を自分の課題として
理解 共感しできることが必要になる
成功したITベンチャーの創業者が
しばしば技術者であり
自分が最初のユーザーとして
サービスを設計していたという事実は
まさに対象への積みこみの典型例である


現実の経営者はどこかで見切って飛ぶ
必要がある
そのとき有能な経営者は
跳躍の先に何かが潜んでいることを感じ取り
しかもそれが経営的努力に見合う
「価値ある何か」であることの確信を
持っているものだという
多くの道で達人と呼ばれる人は
暗黙知の直観で対象を正確に見極めることが
できる

























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