2009年12月17日木曜日

マイクロファイナンス




世界的な金融危機で
確かだと思われていた多くの常識が覆された
だがその中で生き残ったモノが一つある
「小さいことはすばらしい」という
古くからの格言だ
貧困層に豪邸を売りつける時代は終わった
いま市場規模をどんどん拡大し
隆盛を極めているのは
低所得者向けのマイクロファイナンスだ

バングラデシュの経済学者
ムハマド ユヌスが
1976年に貧困層を対象にした
小規模融資をはじめて以来
少額の融資で貧しい人々を救い出せるという
考えは世界中に広まった
民間団体や世界銀行さらに金融機関までが
この分野に参入し
発展途上国で無数の貧困層を相手に
顧客を増やしてきた
そしてユヌスがノーベル平和賞を
受賞したのを機に
ブームは先進国に広がった

しかし最新の調査で
”マイクロファイナンスの活動が
30年間も続いているのに
利用者の生活が向上したという
数値的な証拠がほとんどない”
という指摘がある























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