2009年11月11日水曜日

Mr.コカコーラ





2001年から2006年まで
日本コカコーラ代表取締役社長
2006年より取締役会長を務める
”魚谷雅彦”氏

日本コカコーラはグローバルな
同グループの中でも異彩を放っている
単に炭酸飲料のコカコーラを
販売するだけでなく
ジョージア 爽健美茶 紅茶花伝など
日本独自のブランドを創造して
トップブランドに育て上げてきた
輝かしい歴史を持つ

コカコーラの製品を買う人は
1日5000万人という
自動販売機で2000万人
スーパーコンビニで1600万人
ファストフードやレストランで900万人
残りがその他という内訳
缶コーヒーのデザインや味を
少し変えるだけでも 日本人の気分に
影響を与えうる圧倒的ポジション
そんな会社の舵取り役として
何を守り 何を変えようと考えたのか

実際コカコーラという製品に関していえば
「intrinsic value」=基本的な価値
は100年以上変わっていないという事になる
しかし「extrinsic value」=付帯的情緒的な価値は
時代に合わせて大きく変えてきた

120年間コーラの味は変えていないが
時代の変化に対応してブランドの中身を
常に最適なものに変えてきた
「顧客は見えているか」
「現場に足を運んでいるか」
「飛び抜けた商品を開発しているか」
という問いを忘れず行なっているという
現場や対象に棲みこむ事で
顧客の潜在的な心理やニーズ
インサイトを発見する事が重要なのだ

そして常に先取りで創造する事
部下に提案書に書いてほしいのは
「何が新しい価値か それだけ」
長たらしい”市場の背景””現状分析”が
必要な企画ではお客様の心を
一瞬でとらえられない
根っからの価値創造型マーケッターだ

市場の変化に対する事が重要だ
という話がよくされる
でもそれが意味しているのは
お客様が変わったから自分たちも変化する
というのではなく
何かそのヒントになるような現象を見て
自分たちからその変化を先取りする
という事
そうでなければお客様は驚かない
もっと言えば
世の中にないものは生まれえない
自動車がない時に自動車が作った人が
いたのです
ソフトドリンクがない時に
コカコーラを作った人がいたのです
























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