2009年10月31日土曜日

理性の限界




ゲーデルの不完全性定理
ハイゼンベルクの不確定性原理
アロウの不可能性定理

それぞれを数学と論理学の限界
科学の限界 民主主義の限界
と言いかえることもできる
3つの限界から人間は何をどこまで
どのようにして知ることができるか?

ノーベル経済学者のアマルティア・センは
理性の限界を認識せず
既存の合理性ばかりを追う人を
「合理的な愚か者」と呼んだそうだが
ほとんどの現代人は愚か者に
該当してしまうだろう
なぜ知ろうとしないかと言えば
知っても知的好奇心を満たす以上に
実践的に役立つことがほとんどないからだろう

これら3つの共通点は
人間の能力や技術が不足しているからではなく
原理的に無理だから という性質である
どうやっても無理なのである
ただ実際には
知っていても知らなくても大差はない

しかし知的好奇心は満たされる
理性でとらえられないもの
理性を超越したもの を考えるのは
とても楽しい
























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