脳の進化上の制約とは
1既存のもののうえに新たな部分を付け加えるしかない
2いったん持たせた機能を「オフ」にするのが非常に
難しい
3ニューロンの処理速度が遅く信頼性が低い
ということ
「その場しのぎの対策」のためのつぎはぎによって
脳は大きくなり ネットワークの構造は複雑になり
万能機械になっていったが
燃費は悪く非効率で
予想外の副産物を多く生み出していった
ある説によると
人間は毎晩夢を見ることで膨大な記憶を
整理していく
レム睡眠とノンレム睡眠の反復によって
記憶の定着と融合をおこなっているという
そして非論理的で奇想天外な物語が
夢の中で展開されることで
超自然的な物語が脳に定着し
宗教を信じる脳ができあがった
進化上の制約によって
人間の脳には様々な記憶のエラーが
起きやすくなっている
かつては生存ために有利だった認知バイアスも
現代では判断を誤らせるだけの
設計ミスになっている
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