2009年9月23日水曜日

アダム・スミス





「国富論」の著者である
「神の手」「見えざる手」で有名で
市場メカニズムが機能することにより
人々の利己的な動機に基づく利益追求行動が
結局は社会全体の利益発展にむすびつく
従って経済活動は人々の自由に任せるのがよい
という論を展開し
「経済学の祖」とも讃えられる大経済学者


経済界の世界であまりにも有名になりすぎたため
ついつい見落とされがちだが
スミスは「道徳感情論」の著書でもあり
思想家としても著名だった


個人の利己心に依拠する経済行動学の
重要性を論じたが
あくまでも そうした野心や競争は
社会的存在としての人間が
自らの心の中に持つ「公平な観察者」によって
是認されるという制約条件付きで
無条件だったわけではないこと
彼が富に注目していたのも
富には人と人を繋ぐという機能があるからだった

























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