写真撮影は経験の証明の道ではあるが
また経験を否定する道でもある
写真になるものを探して経験を縮めたり
経験を映像や記念品に置き換えてしまうからである
旅行は写真を蓄積するための戦略となる
写真を撮るだけでも心が慰み
旅行のためにとにかく心細くなりがちな気持ちを
和らげてくれる
観光客は自分と自分が出会う珍しい物との間に
カメラをおき どう反応してよいかわからず
彼らは写真を撮る
おかげで経験に格好がつく
カメラを持ち歩く旅は
何かを獲得しようとしていながら
何かを失っている
カメラは構えずに
肉眼で見て現実を経験する方が
ずっと獲得できるものが豊かなのかも
しれないのに
写真による獲得とは
1写真の中の大事なひとやものを代用所有する
2出来事に対して消費者の関係をもつ
3経験から切り離して 情報として獲得する
世界を飾る努力と
その仮面を剥ぎ取る反対の努力との間に
違いはないところが写真芸術であり
絵画芸術と写真芸術との違いである
良い絵と悪い絵
良い写真と悪い写真を
区別する基準は根本的に異なっている
2 件のコメント:
シャッターチャンスにこだわって
ファインダーや液晶画面に見入っていると
本当なら観えるはずの大切なものを
みのがしてしまいそう
けっきょくは 記録より記憶!
♪写真〜には〜写らない〜
美しさ〜があ〜る〜か〜ら〜
同じようなとこで
音楽めちゃ好きですけど
僕は外では音楽聞きません
iphone意味なし
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