2009年8月18日火曜日

自省録 マルクス






 「あたかも一万年も生きるかのように
 行動するな
 不可避のものが君の上にかかっている
 生きているうちに
 許されている間に 善き人たれ」


ローマの哲人皇帝
マルクス・アウレリウス・アントニヌスが
残した言葉
多忙な君主としての公務の合間に
心に浮かんだ感慨 思想 自戒の言葉を
ノートに書き留める習慣があった
ストア哲学に傾倒したマルクスの言葉は
真摯な真理の探求である



 「すべてかりそめにすぎない
 おぼえる者もおぼえられる者も」

悔いの残らぬよう今を精一杯に生きろ
宇宙や自然の法則には逆らわず
喜んで受け入れ 徳の高い生き方をせよ



驚くべき事に
これらの言葉は
時の最高権力者が
他者に教えを説いているのではなく
自分自身に厳しく問いかけるための
言葉だったのである















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