2009年6月10日水曜日

女装と日本人




女装のヤマトタケルの物語
男装の神功皇后の風習を考え合わせると
双性的な人が常人と異なる力や「神性」を
もつという「双性原理」が
日本の伝統文化の中に根強く存在する

歌舞伎の女形が人間国宝である日本
盛り場でニューハーフショー
ゲイバーが人気
テレビをつければ
トランスジェンダー(性別越境者)が
活躍する芸能界がある
日本の現代社会はトランスジェンダーに
対して比較的寛容で
欧米キリスト教圏の女装者が
迫害されてきた歴史と対比される

日本の近現代社会は
上からの「近代化」によって構築された
社会システムや「変態性慾」論の影響
を受けたインテリ男性の意識は
性別二元・異性愛絶対的で
異性装者や同性愛者に
否定的・抑圧的である一方
そうしたものが届かなかった
一般庶民の意識は
前近代のままで 異性装者や同性愛者
に対して抑圧的ではなく
異性装芸能への嗜好に表れるように
異性装者に対しては親和的ですらある
といった二重性をもつ

歴史的には
双性の美を愛でるのは
男性が中心だったが
現代では女性が消費主体に変化


トランスジェンダー 5つの機能
 □宗教的職能
 □芸能的職能
 □飲食接客的職能
 □性的サービス的職能
 □男女の仲介者的機能











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