2009年3月8日日曜日

貧困連鎖




一般に最低限必要と思われる
生活費の水準を  貧困線 と呼ぶ
OECDの計算では  日本の貧困線は
一人暮らしなら150万円
二人家族212万円
三人家族259万円
四人家族300万円

日本の貧困率は14.9%
7人に1人くらいが貧困層だ
特に若者と単身女性が目立ち
一億総中流はとっくに崩れ去っている

21世紀になって
年収500万円から1000万円の
中流サラリーマンが急減し
300万円未満の層が急増している
アンダークラスが22.1%を占め
資本家階級とホワイトカラーのエリート層は
接近し かつての総中流層が上下に引き裂かれた

格差は固定化に向かい
固定された階級が
独身率,出生率,平均寿命に強く影響するのが
統計数字で示されている


格差の大きさを表す指標のジニ係数値によると
日本は先進諸国中で 
米国,イタリア,英国に次ぐ
スウェーデン,オランダ,フランスなどは
格差が小さく貧困率が少ない

経済力では下位の国でも
社会的には豊かな国に
日本は学ぶ必要があるだろう









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