2009/09/26,27
2009年11月9日月曜日
”愛”の歴史 1

今から8000年くらい前
富が集中した中国や中東で
人間の寿命は30歳を超えた
男が生殖における自身の役割
すなわち精子の役割に気づいたのが
この頃だったとされる
それまでの人類はどうやら
性交と生殖の具体的な仕組みを
知らなかったらしい
だからカップルの関係は長く続かず
子供も両親と長く一緒に暮らさなかった
寿命が延びた事で
男女は長期的な愛の関係を育むようになった
愛の形はそこからぐっと多様化 複雑化する
ギリシア人は愛を
エロス フィリア アガペーの3つの形に区別した
ローマ人は結婚の形式を
調停結婚 自発的結婚 ファール共祭式結婚 略奪
の4つに分けていた
愛もまた時代に翻弄される
アラビアやインド 古代ギリシャ・ラテンの
慣習の影響を受けた十時軍兵士達の帰還が
ヨーロッパにエロティシズムと愛をもたらし
人口の3分の1を奪った
ペストの惨禍によって
人間の価値 愛の価値は高まった
2009年11月8日日曜日
見えていない輪郭

デザインとはみんなが共有している輪郭を
鮮明にさせ導きだし割り出すこと
(一般的に)写真とは情報を消して
(ある部分を)誇張するものと
思われているがそれは違う
その場の空気と一緒に撮るのが写真
輪郭とは本来溶け込むもの
見ようとしないと見えない
お寺や教会の内部は暗い
それはお祈りする間に
暗闇に慣れてきて
仏像やキリストがぼんやり見えてくる
(という事を狙っている)
その祈りのプロセスが大切
ところが文明は
”明るさ”に価値をおいてきた
コンビニやパチンコ店は
煌々と明るい
明るいから隅々まで見えているはずなのに
実際は見えていない
見ようとしない人ばかりになった
無思考を助長するTV番組や書籍
ネット情報や会話が氾濫
考えさせないから
いつまでも輪郭が見えない
輪郭を消すのがデザインであり
暗がりの仏像やキリストを探すように
その痕跡を探すのがデザインの楽しさ
だが声高なデザインがいまだに多いし
探す努力をしない人が増えた
2009年11月7日土曜日
Qドラム 〜世界を変えるデザイン
アフリカ諸国では
貧しい人々は毎日
頭の上に水の容器を載せて
長い距離を運んでいる
そのためしばしば
首を痛めてしまう
Qドラムは
ドーナツ状の容器に水を入れて
子供でも転がして運ぶことができるような
デザインにした
世界を変えるデザイン
ほとんどのデザイナーの仕事は
世界の大多数の人には何の影響も与えない
新型のiPodや高級車のデザインは
世界の10%にすぎない
豊かな人たちだけのものだからだ
世界の90%占める人口は
生活に必要な基本的な製品を
十分に買うことさえできていない
6人に1人にあたる11億人は
1日を1ドル以下で生きている
一部のデザイナーたちは
真に世界を変えるのは
貧しい90%のための
デザインであることに気がついた
そして貧困層のライフスタイルを
革命的に変える製品のデザインに
積極的に取り組み始めている
電気も電話も無い場所で使われることを
前提としなければいけない
手頃な値段 小型化 拡張性など
求められるデザインは
先進国市場のニーズとはまったく異なる
貧困層はものを買うお金がない訳だから
それを持つことで稼げるようになる
製品である必要もある
社会的責任デザイナーの多くが
世界を変える意欲に燃えているが
無償で慈善事業をするつもりはない
何十億人という貧困層を未来の巨大市場ととらえ
持続可能な発展を目指している
まずは経済的自立をサポートするための
製品が中心になる
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