2009年9月9日水曜日
2009年9月8日火曜日
裸体とはじらいの文化史

全裸で暮らす「未開の」部族は
一見 裸に対して羞恥心を持たないように見えるが
実はお互いの裸体を見ないように暮らしている
男性は女性に近づかないように心がける
もし少女の陰部を見つめたりすれば
親に報復されたり 村から追放されたりするルールがある
原始社会の方が
恥の感性は発達しており
裸体の社会的管理も厳格だったりする
裸の社会では
服を着た人たちより
礼儀正しく振る舞わなければならない
言葉,身振り,視線もすこぶる慎重で
用心深くなければならない
原始社会には
物理的な個室の部屋や衣服がない代わりに
「幻の衣」をまとい 「幻の壁」を作り出して
恥を社会的に管理していたのである
排泄を見られたら
死んでもおかしくなかった
小学生が学校のトイレで大の用が
足せない感覚は人類史的には結構まともなのである
ある部族では排泄の最中を見られたら
首をつるか考える
仮にそれが女性だったら
男性はそばへ行き 自分と寝ないかと
訪ねるのがあたり前である
女性は普通それに同意する
なぜなら二人は互いに親密な関係になるため
恥はなくなるからである
うっかり見てしまった場合
結婚をして責任を取る社会があるというのだから
世界はなんと広いことか
2009年9月7日月曜日
日本の神々

日本には弥生時代から
8世紀の古事記・日本書紀成立までの
1200年以上のアンドキュメンテッドな豊穣な歴史がある
それが記紀によって改変される過程で
古来の要素はどんどんそぎ落とされていった
日本の神は
西洋の神にみるような
意志を持ち人格をそなえた存在からは
はなはだ遠いものである
原初的な神は
非人格的 非意志的であって
むしろタマと呼ぶにふさわしいものであった
霊魂そのものには
それ程はっきりと思慮記憶があるものとは
古人は思わず
霊魂を自由な状態において考えた
古事記・日本書紀の話の中では
神々は個性的でキャラクターがたっているのに
現実の神社や祭りの地域土着の神様は
一般にとらえどころのない存在に思う
つまりはマナのような
超自然的パワーの概念的存在だった
概念的だあったが故に
後年の体制イデオロギーや
仏教との融合によって
容易に変容を遂げることもできたのだろう
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