2009年9月11日金曜日

脳と美




今からおよそ500年前
レオナルドダヴィンチは
「全ての色の組み合わせで最も心地良く感じられるのは
相対する色から成り立っている場合である」
と述べた
このとき彼は 意識することなく
生理学的事実を述べていたことになる

今から40年程前に
反対色特性が発見された
そこで初めて生理学的に証明された
赤で興奮する視覚系の細胞は緑で抑制され
黄色で興奮する細胞は青で抑制され
白で興奮する細胞は黒で抑制される

美術の目的は脳機能の延長にある

画家は視覚脳の体制化を
独自の技法で研究している神経科学者であり
科学的に調べてみると
その作品は科学者がそれまで知らなかった
脳の体制化の法則を明らかにしていることが分かる

描かれた人間の顔や表情の小さな相違を
脳は敏感に検出し反応する
そしてそれらの細胞の発現は多くが
遺伝的要因によってコントロールされている
美意識というのは
進化の過程で遺伝子に埋め込まれて「先在」している



























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